「岩手復興支援 学び地応援隊」の概要

残念ですが、東日本大震災からの復旧・復興が思うように進んでいません。

被災市町村では、住民の方々との復興のための話し合いや、道路・河川・上下水道・宅地・市街地・農地等の復旧・整備に携わる建設系技術職員が圧倒的に不足しています。そのため復興予算がついても復旧・復興のための調査・計画・設計・工事の発注が追いつかない、なんとか発注できても監督職員や施工管理職員が足りないという深刻な事態になっています。

一方、復旧・復興に携わっている県内の建設系の調査・測量・計画・設計・施工・維持管理などの民間企業や団体も、技術者不足で受注能力に限界があり県外の企業・団体が受注しています。結果的に多額の復興予算が被災地に還元されず、地元の他産業が復興するための経済波及効果に繋がっていません。県外に流出している復興予算を少しでも被災地に還流するためにも、県内の民間企業・団体も建設系技術者の補完が必要です。

「きたかみ会」は、岩手大学工学部建設系同窓会の「一祐会建設系科会」の東京支部です。会員の多くは、「業務」として被災地域の復旧・復興活動をしていますが、肝心の学びの地である岩手に直接的に恩返しできていないことに焦燥感を抱いていました。そこで「きたかみ会」は、2012年1月から「建設系科会」と準備を始め、より早い岩手の復旧・復興を人材面から支援する目的で「きたかみ会 学び地応援隊」を設立いたしました。

① 県・市町村へは任期を限った職員等の立場で

② 県内民間企業・団体へは社員・職員等の立場で

③ 建設系技術職員・社員の補佐をするため

④ 岩手大学の卒業生を募集・登録し

⑤ 県内の市町村・民間企業・団体へ橋渡しをします

       ⑥ 今後も毎年80名程の定年退職者が生まれます

      復興するまでの15年以上に亘り活動を継続します

「きたかみ会 学び地応援隊」は、「岩手大学同窓会連合(67,000名)」「工学部同窓会一祐会(21,000名)」「一祐会建設系科会(4,600名)」の下で、岩手大学の「三陸復興推進機構」「地域防災研究センター」「学務部キャリア支援課」と連携して活動しています。

 

 

 

 

 

 

  「学び地応援隊」関係組織イメージ

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岩手大学三陸復興推進機構組織図

岩手大学復興人材マッチングプロジェクト
リンク先
http://www.iwate-u.ac.jp/reconstruct/jinzai_matching/jinzai_matching.shtml

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「学び地応援隊」の御紹介

「学び地応援隊」の概要です
151212_学び地応援隊パンフレット.pdf
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